元祖勝浦式坦々麺 江ざわ@千葉県勝浦市
麺 ★★★★★☆/山田食品 細ストレート
スープ★★★★★★/醤油 鶏ガラ 豚ガラ 魚介
総合 ★★★★★★★
オーダー:チャーシュー担々麺
今日は千葉県の勝浦市のご当地ラーメン、勝浦タンタン麺を食べるために車でやってきました。
ワタクシが住んでいる都内から、車で約2時間。ちょっとした旅です。
やはり行くなら勝浦タンタン麺の発祥のお店に行きたいので、江ざわに向かいました。昭和29年オープンの老舗中の老舗です!事前口コミではオープンは11時半ですが、記帳は9時から。かなりの混雑が予想されるとのこと。
週末には2時間〜3時間の待ちの覚悟が必要になるようです。
8時40分にお店に到着。こんなに早く来たのに、ポールポジションは獲得できず。
フロントローの2番目でした。
車の中で待っていると、9時になり店員さんが記帳の紙をわざわざ車まで持ってきてくれます。
11時にはお店に戻るよう指示され、一旦スーパーに避難して買い物をします。
11時に再びお店に行くと大混雑で驚きです。店の前には大勢の人だかりと、何台もの車が列をなしています。しかし、最初に記帳した人の駐車スペースがきちっと確保されていて、人気店なりの完璧なオペレーションです。
そして、11時15分頃に店員さんが車にやってきて、メニューを持ってきてオーダーを取ってくれます。
今日はチャーシュー坦々麺 1210円をオーダーです!
店内に案内され、テーブル席に座ります。
店内はカウンター5席、4人掛けテーブルが3席、座敷が3席で、広々空間です。
事前にオーダーを取ってくれていたので、着席してから早めのご対麺です。
これはもう文句なしの最強ビジュアルです!紅に染まったスープとバラチャーシューが美しい!
ベースは醤油で、鶏ガラ・豚ガラ・魚介などのベースとなるスープに、真っ赤な自家製ラー油が表面を覆います。
メディアで拝見していたラーメンが今まさに自分の目の前に!!
辛さのメインは自家製のラー油です。見た目は赤いですが、辛さは割と控えめな印象で、スープはコクがあり、挽肉の旨味と玉ねぎの甘みが感じられ、ただ辛いだけのラーメンではありません!
表面はラー油で覆われているので、しっかりと下からかき混ぜるのをお勧めします。
麺は細めのストレートタイプ。若干柔めのような気もしますが、スープと馴染んでいます。舌触りや噛み応えは中華麺のような感じですが、一般的な中華麺よりも細く発想が面白いです。
お店にはすするべからずと書いていますが、辛さ控えめなので個人的にはすすっても全く問題ないです。
トッピングされた白髪ネギも良いですねー。
シャキッとした食感が新鮮で、良い感じです。
そしてチャーシュー!
大判なバラタイプで、適度に脂がのっています。歯応えも残っていてワタクシ好みです。
それにしても、このスープが飲みやすくて、どんどんいけちゃいます!下に沈んだひき肉を懸命に救っていたら、完飲してしまいました!
勝浦タンタンメンは有名ですが、都内でもなかなか提供しているお店は少ないですね。胡麻などが効いた一般的な坦々麺とは全く別物ですが、旨味も甘味も感じられる美味しい一杯でした!
長距離を車で来た甲斐がありました!
ごちそうさまでした!
勝浦を車で走っていると、勝浦タンタン麺の看板を幾つも見ました。
勝浦のタンタンメンは、当地の海女・漁師が寒い海仕事の後に、冷えた体を温めるメニューとして定着していったようです。その発祥がこの江ざわさんです。
都内にもっと勝浦タンタン麺の味が広まることを切望しています。